2011 世界征服の旅 その２ 宜蘭編

（前回の続き、いつもと違うよw）
この声は聞き覚えがある。
萬中は念のため、組織の合い言葉を言ってみる。

「台湾バナナを食べたいのですが？」

と慎重に喋りかける。

電話の向こうからこんな声が帰ってきた。

おとん has eaten the banana. 没有！

正解は「お父さんが食べてしまったから、バナナはありません。」のはず。
確かに暗号は合っているが、言葉がめちゃくちゃだ。
三か国語が混ざる、この独特の喋り、間違いなく奴だ。
コードネーム「悪魔の黒い雨」
まさか同じ組織の工作員だったとは！
萬中は男祭りの余波もあり気を失ってしまった。

次の朝、萬中が気づくとベットに寝ていた。
謎の美女が目の前に現れる。
以前に知っているような気もするが、よくわからない。

彼女が静かに萬中に向けて語った。
「宜蘭（イーラン）の老板のところに連れて行く」

萬中は白いリムジンに乗せられ長いトンネルを抜けて、宜蘭へいった。
宜蘭にいくと、古民家に見せかけたアジトに連れて行かれる。
そこには宜蘭（イーラン）の老板が座っていた。

一目で分かる知性と貫禄。この人と取引をするのが今回の目的だった。
食卓にのぼる数々の美味、萬中の味わったことの無い上質の台湾料理。
ヨコハマ中華街の台湾料理とは、まるで違う美味さを堪能しながら、
萬中と美女と老板は、取引を纏めた。
取引の内容は、「ピンロウ」を巡る利権の件だ。

気がつくと「悪魔の黒い雨」が、いつのまにか隣で語っていた。
叔父貴ーっ！わしゃ、イーランのシマが欲しいんですよ！
どこかで聞いた台詞に、萬中は頭を抱えた、
それは松田優（略

小説風に書くのは疲れるな、文才ないしw

そんなわけで博物館の見学に。博物館中は撮影できず。
写真は外回りのみだけど、中はすてきな工芸品でいっぱい。
なんか仲いいな。この二人。

古い町並みを再現した通りに、はためく国旗。
素直にカッコいい。

飴の実演販売やら

演劇。結構コミカル。

極彩色の寺院。イカす。

ところで途中にあったSHOPに展示してあったもの。
何かと尋ねると、台湾では知らない人がいない、古くからの人形劇をアレンジした
台湾のSFX人形劇映画、今では人形劇専門チャンネルもあるくらい。

サブカルチャー好きには堪らないだろうな。

日本だったら同人誌が出るでしょ、
美少年BLでw

youtubeにあったから埋め込んでおくよ。
CG合成や効果音もスゴいな。

そんなこんないいながら、続く

2011 世界征服の旅 その１ 台北編

萬中は組織の老板にいわれて台湾に行ってきたんだよ。
年末だし、向こうの工作員と接触してくるようにってさ。
萬中は偽造パスポートその２を持って、今回は羽田空港に。
成田と違って、羽田は中華街からその気になれば15分で到着。
今回は電車で羽田へ行くことにした。

なんか駅からエレベーターで上がると、即チェックインカウンター
搭乗一時間前でokとのことで、本当に楽。
預ける荷物も無いし。

話題のショッピングエリアも、時間がなくてスルー。
よく考えると成田は壮大な時間つぶしが必要だから、商店が必要なんだなw

免税店も「AKIBA」ガンダムがお出迎え。いや御見送りか。
空港全体がコンパクトだし、飛行機もCIだから特筆することもなし。
あっ、いやいや特筆すべきはエアチケット代金。往復諸費用込みで約三万五千円。
わずか２、３日前発券だからこの価格で、もう少し前なら三万切る価格だったそう。
感覚的にはもう完全に日本国内旅行だな。

そんなわけで飛行中もスルー。
台湾も桃園空港ではなくて、松山空港に着陸する。
桃園空港＝成田、松山空港＝羽田って考えてもらえれば、ほぼ正解。
昔のカイタック空港から見える九龍ほどではないけど結構町の真ん中に降下する。

入国審査もすぐ目の前、終わっても荷物が無いから、そのまま出口へ、
出てすぐ右手で銀行両替。その左手で工作員との接触用にGSM携帯契約。

中華電信のおにいちゃんは、普通語だから、萬中はわからない。
広東語は通じないので、英語で不慣れな会話をしていたら
萬中の偽造パスポートを見た瞬間。「日本人のかたですか！」と完璧な日本語が。
まあ萬中はちゅっとだけ日本語が不自由だけど、お互い様だからな。
特に問題なく契約終了。


空港を出た瞬間。地下鉄（MRT）乗り場。
冗談抜きで入管から全部で100m程度しか離れていないw
本当に海外に来たのだろうか？

最初の目的地は「西門町」台湾の原宿と呼ばれるとか。

めちゃめちゃ活気あるな。土曜日の渋谷並みの人出。
とにかく最近の日本に無い活気。

香港とも日本とも違うのが、道の真ん中に屋台の食い物や物売りがあって、
スゴく活気があるところ。おいしい店には人が群がっているから解りやすいな。

中心部を撮影。実はこの写真を撮影した後ろ側に交番があって、
その暗闇の奥にカッコいい感じなレストラン、Barが見えるから行こうかなと。
しかし、そのエリアには、なぜか萬中のレーダーが反応する。
「この気配はヤバいなアッー！」
真っ暗な中、目が慣れてくると、そこには♂×♂の人並みが………….
そして萬中には人生に何度か訪れるモテ期を、無駄に味わってしまったよ。

放心状態の萬中に、工作員から電話がかかってきた.
電話口から聞こえるのは、男の声で
「Washa-No,De-REi,Taigijake-No!」
んっ？どっかで観たことあるような展開だがキニシナイ。

まんちゅうはもうここ。

とかいって、現地更新できないうちに、帰ってきてしまったよw
現地で起こった、謎のエージェントの邂逅と
スパイ映画に付き物の美女の存在に、乞うご期待。

2011 世界征服の旅 その０

新年快楽。

そろそろ出掛けるかな。

萬中７番勝負 毎日更新七日目

萬中はしばらく香港に帰っていないんだよ。
でも写真を整理していたら、写真が出てきたから
久しぶりに香港の話でもするかな。


ここは西貢（さいぐん）っていって、香港の中心地からは一時間あまり離れたところ。
のんびりした海岸沿いの街。安くて美味しい海鮮料理があるところ。

萬中がいったのは「全記海鮮菜館」
日本のガイドブックにもよく掲載されているよ。
というより早い時間でここしか開いていなかった。

こんな風に生簀があって

その中から食材を選んで、それを調理してもらう。



瀬尿蝦を避風塘風にしたものなんだが．．．
素揚げしたものに、味付けはチリパウダーソース風
おそらくニンニクと花椒塩。

なんか身が無くて食べるところが無いけど
ハサミで切ってパリパリ食べる。
居酒屋の川エビ唐揚げを思い出す。


さて今回の本題だ。この正体は......

ここから先は覚悟の上で見ることw